鍵交換・防犯見直しのベストタイミング|引越しシーズンの混雑と料金【2026年7月】
最終更新日:2026年7月7日
統計・情報の確認日:2026年7月7日(毎月更新)
今月(2026年7月)の防犯の確認ポイント
- 夏の長期不在(帰省・旅行)に備え、玄関・窓の施錠と補助錠を点検する
- 在宅時間が減る時期のため、短時間の外出でも施錠を徹底する(無締りが最も多い侵入手口のため)
- 引越し・異動が一段落し、鍵業者の繁忙期(2〜4月)を過ぎているため、鍵交換を検討する場合は比較的予約が取りやすい時期
鍵交換・防犯見直しのタイミングの要点
鍵交換の代表的なタイミングは①引越し(入居)時、②防犯性の低い古い鍵を長年使っているとき、③鍵の紛失・盗難のおそれがあるときです。緊急でない場合は、鍵業者・引越し業者が混み合う2〜4月の繁忙期は避け、5〜6月や11月などの閑散期に依頼すると予約が取りやすく、複数社の見積もりを比較しやすくなります。防犯面では、警察庁の統計で侵入手口の最多が「無締り(施錠のし忘れ)」であることから、まずは確実に施錠する習慣を付けることを最優先としてください。
引越しシーズン(2〜4月)の鍵交換の混雑
2〜4月は進学・就職・異動による引越しが1年で最も集中する時期です。この時期は引越し業者だけでなく鍵業者への鍵交換依頼も増えるため、予約が取りにくく、希望日・時間帯の指定が難しくなりがちです。急ぎでない鍵の見直しは、需要が落ち着く時期に前倒し・後ろ倒しすることで、落ち着いて相見積もりを取ることができます。
時期別・鍵と防犯の見直しカレンダー
1〜3月・引越しシーズン前半
進学・就職・異動に伴う引越しが集中し始める時期です。鍵業者・引越し業者ともに繁忙期に入り、鍵交換の予約が取りにくく、希望日に依頼しづらくなります。新居では前入居者や過去の合鍵が残っている可能性があるため、入居時の鍵交換を検討する家庭が増えます。
3〜4月・最繁忙期
1年で最も引越しが集中する時期です。鍵交換の需要もピークになり、予約枠が逼迫し、到着までの待ち時間も長くなりがちです。急ぎでない場合は、この時期を避けて前後にずらすことで、見積もりの比較を落ち着いて行えます。
5〜6月・閑散期
引越し需要が落ち着く時期です。鍵業者の予約が比較的取りやすく、複数社の見積もりを比較しやすいタイミングです。防犯性の低い古い鍵(ディスクシリンダー等)をディンプルキーへ交換するなど、緊急でない鍵の見直しに向いています。
7〜8月・長期不在に注意
夏休み・お盆の帰省や旅行で家を長期に空ける家庭が増えます。留守中の施錠忘れや郵便物の滞留は不在のサインとして空き巣に狙われやすいため、出発前の戸締り点検と補助錠の追加が有効です。
12〜1月・年末年始
長期不在が増える一方、鍵業者は年末年始で受付体制が変わることがあります。緊急の締め出しに備え、24時間対応の業者と料金の目安を事前に把握しておくことをおすすめします。
空き巣に狙われやすい侵入口(警察庁の統計)
警察庁が公表する住宅対象侵入窃盗の統計(令和6年)によると、住宅への侵入手口は「無締り(施錠のし忘れ)」が最も多く約46.5%、次いで「ガラス破り」が約30.5%を占めています。住宅の種類別では、一戸建ては「窓」(約53.5%)、共同住宅は「玄関などの表出入口」からの侵入が多い傾向です。
侵入被害の多くが「鍵の掛かっていない箇所」から発生している点は重要です。まずは短時間の外出でも施錠する習慣を徹底し、そのうえで防犯性の低い古い鍵の交換や、窓・補助錠の強化を検討すると効果的です。
出典:警察庁「住宅対象侵入窃盗 手口別・侵入口別 認知件数」(令和6年/2024年)。数値は警察庁公表資料に基づく概数で、当サイトが2026年7月7日に確認しました。最新の年次データは警察庁の公表状況により更新されます。
賃貸の鍵交換:費用負担の一般的な考え方
賃貸住宅で鍵交換を検討する際に、まず確認すべき点は「誰が費用を負担するのか」は契約内容によって異なるという点です。入居時の鍵交換については、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」で、入居者の入れ替わりに伴う鍵交換は物件管理上の問題であり、貸主(大家)負担とするのが妥当という考え方が示されています。ただし実務では、賃貸借契約の特約で「鍵交換費用は借主負担」と定められているケースも多く、その場合は契約書の記載が優先されるのが一般的です。契約前・入居時に費用負担の条項をご確認ください。
一方、入居中に鍵を紛失した場合の交換費用は、借主負担となるのが一般的です。紛失は借主の管理責任の範囲と考えられるためで、あわせて拾得者による不正入室を防ぐ観点からも、紛失時は早めに管理会社へ連絡し、交換の要否を相談するのが基本です。
注意すべき点は、借主が管理会社や大家に無断で鍵を交換すると契約違反になり得ることです。賃貸の鍵は建物設備の一部であり、緊急時に管理側が立ち入れなくなる問題もあるため、防犯目的で交換する場合でも、必ず先に管理会社・大家へ相談し、許可を得てから進めてください。
鍵の種類別の防犯性と交換先の選び方
鍵交換の効果を高めるには、「どの鍵からどの鍵へ替えるか」が重要です。代表的な種類と防犯性の目安は次のとおりです。
ディスクシリンダー錠(旧型)
鍵の両側にギザギザの刻みがある旧型のシリンダーで、古い住宅に多く残っています。構造が単純でピッキングへの耐性が低いとされ、防犯上の観点から交換を検討すべき代表的な鍵です。長年このタイプを使っている場合は、時期を選んで計画的に交換することをおすすめします。
ディンプルキー(代表的な交換先)
鍵の表面に深さの異なる複数のくぼみ(ディンプル)がある鍵で、ピンの組み合わせが複雑なためピッキングに強く、合鍵の不正複製もされにくいとされます。古いディスクシリンダーからの交換先として代表的な選択肢です。
CP認定錠という判断基準
どの製品を選べばよいか迷った場合は、「CPマーク(防犯性能の高い建物部品)」の認定品かどうかが分かりやすい基準になります。CPマークは警察庁など官民合同会議の試験で、侵入に5分以上耐えると評価された建物部品に表示されるもので、錠前・シリンダー選びの客観的な基準として活用できます。
※防犯性の評価は一般的な傾向であり、製品・設置状況により異なります。具体的な製品選定は鍵業者に相談してください。
鍵交換とあわせて検討する防犯強化
鍵交換のタイミングは、玄関まわりの防犯を全体的に見直すよい機会です。代表的な方法が補助錠の追加による「ワンドア・ツーロック」です。1つのドアに鍵を2つ設けることで解錠に必要な時間が増え、侵入をあきらめさせる効果が期待できます。空き巣は侵入に時間がかかる家を避ける傾向があるとされるため、メイン錠の交換と補助錠の追加をセットで行うと効率的です。
また、ドアの内側のつまみ(サムターン)を外部から工具で回して開ける「サムターン回し」への対策として、サムターンカバーの取り付けも手軽な防犯強化策です。ドアスコープやドリルで開けた穴から工具を差し込む手口を物理的に妨げます。いずれも比較的低コストで導入でき、鍵交換と同時に依頼すれば出張の手間も一度で済みます。
鍵交換を業者に依頼する場合の流れ
鍵交換を業者に依頼する場合の一般的な流れは次のとおりです。まず①今付いている錠前の型番を確認します。多くはドア側面の金属プレート(フロント部分)にメーカー名と型番が刻印されており、これを伝えると見積もりが円滑に進みます。次に②見積もりを取り、「部品代+作業費+出張料」を含む総額で確認します。部品代だけの安い提示に見えても、作業費・出張料を合わせると想定より高くなることがあるため、必ず合計金額と追加料金の有無を電話の段階で確認してください。③作業自体は一般的なシリンダー交換であれば短時間で完了することが多いですが、錠前ごと交換する場合や特殊な鍵では時間がかかることもあります。
なお、同一型番のシリンダーへの交換であればDIYも不可能ではありません。ただし、型番の読み違いやドア厚・ビスピッチの採寸ミスで部品が合わず、買い直しになるケースもあります。防犯性を上げたい場合や型番が特定できない場合は、業者に相談するほうが確実です。料金の目安や業者選びは以下のページで詳しく解説しています。
鍵交換・防犯対策を業者に相談する
鍵交換や補助錠の設置は鍵業者に相談できます。料金は業者・鍵の種類で異なるため、対応エリア・到着スピード・見積もりの明確さもあわせて比較してください。